小山 隆秀
修武堂 主宰
弘前生まれ
1969年、旧弘前藩(青森県)で代々、卜傳流剣術(ぼくでんりゅう) 指南番を務めてきた家に生まれる。
宗家である祖父 秀雄と父 秀弘(剣道教士八段)に師事し、5才から同流剣術を、6才から北辰堂で剣道を学び各種大会へ出場。 2004年、家伝剣術を研鑽するため、異なる様々な武術や武道と交流稽古を行う武術研究稽古会 修武堂を設立。
一般への普及活動も行いながら、4代前まで師範家を務めていた林崎新夢想流居合の復元と復興を目指して活動している。
Honu-Tortuga企画イベント
掲載
- 『月刊秘伝』 BABジャパン2016年5月号に「林崎新夢想流居合研究稽古&渋谷金王八幡宮奉納演武会(当会主催)居合探究でつながる修行者達」特集記事が掲載
- 『月刊 剣窓』 全日本剣道連盟 平成28年5月1日号に、剣道教士八段・卜傳流剣術宗家「剣豪探訪記15 津軽の剣豪たち」掲載
- 『月刊秘伝』BABジャパン2017年1月号 「全国古流武術フォーラム2016 林崎甚助の居合を探るin山形 ”居合の聖地”に集まった武の探求者たち」掲載(日本武道文化研究所主催、当会協力)、小山隆秀氏、外崎源人氏による林崎新夢想流居合講習会および林崎居合神社奉納演武等の記事
講座
- 稽古場所は、おもに青森県弘前市内(「北辰堂」(弘前市長坂町37)、青森県立武道館など)
- 稽古日時は毎週土曜日(見学・体験可)
- 詳細は修武堂公式サイトをご覧下さい。
活動
- 2015・7・26、青森市「あおもり北のまほろば歴史館」開館記念「弘前藩の武芸 実演と体験」演武および講師(弘前大学古武術研究会と連携)
- 2015・9・19~20、「全国古流武術フォーラム2015-林崎甚助の居合を探る-」主催 修武堂・共催 弘前藩・林崎新夢想流居合稽古会、於青森県武道館「柔道場」・岩木山神社
- 2015.11.3、「弘前だけに伝わる古武道 卜傳流 武士育成ツアー ~弘前城でタイムトラベル~2015秋の陣」、主催たびすけ合同会社西谷、於弘前城跡(弘前公園)
- 2016.2.6~7「林崎新夢想流居合研究稽古会」
関連リンク
流派名:林崎新夢想流居合(はやしざきしんむそうりゅういあい)
▼由来:天亀・天正年間(1570~1591)の頃、奥州の林崎甚助が、出羽国楯岡林崎村の林崎明神に参籠し、霊夢を受けて開いた流儀だと伝えられる。17世紀に同流の達人、常井喜兵衛直則が弘前藩に召し抱えられたことにより、津軽にも伝播し、流儀の違いを越えて多くの藩士たちが修得しした。
▼系譜:(※弘前藩では複数の伝系があったが、ここではその一例として弘前藩士小山家の系譜を紹介する)
林崎甚助重信-田宮平兵衛照常-長野夢楽斎槿露-一宮左太夫照信-谷小左衛門季正-常井喜兵衛直則-浅利伊兵衛均禄-山形半十郎茂倫-小山次郎太夫英貞-小山太郎兵衛英倫-小山次郎太夫英徴-小山平司英平-小山儀三郎英勝-小山百蔵英正-小山英一英孝-小山英太郎-小山秀雄(昭和期)
▼流儀の特徴: 身を接して座る打太刀が、九寸五分の短刀で突いてくるのを、仕太刀は三尺三寸の大刀を抜いて封じる稽古を基本とする。
▼活動状況:同流は、旧弘前藩内の當田流、小野派一刀流、卜傳流などの各流儀が併修していた居合であったため、近世以来、複数の師範家と系譜が存在していたが、昭和期以降衰退した。よって1990年代後半に有志数名が、津軽各地に残る同流の遺産(當田流宗家故寺山龍夫の伝承と古記録類、大正期まで同流師範として門人をとっていた卜傳流剣術宗家小山家の伝承と伝書類等)を道しるべとして、実技の研究稽古を開始した。現在その稽古は、武術研究稽古会修武堂および弘前大学古武術研究会、弘前藩・林崎新夢想流居合稽古会の有志達に引き継がれ、かつての宗家制度とは別のかたちで、万人に門戸を開くかたちでの同流再興を目指して、実技の研究稽古が続けられている。
(修武堂 サイトより抜粋)