このたびカメカメ企画の顧問でもあり、兵法武学研究会の光岡英稔先生と弘前の修武堂の小山隆秀先生とのコラボ企画が実現しました!
小山隆秀先生は、旧弘前藩(青森県)で代々、卜傳流剣術(ぼくでんりゅう)(2009年4月15日卜傳流剣術が弘前市無形文化財に指定)の指南役をされてきたお家柄のご子息で、家伝剣術を代々継承されながら、弘前藩では流派を越えて多くの武士が修行した共通の居合、林崎新夢想流居合を研鑽されておられます。
居合の開祖とされる戦国末期の剣豪 林崎甚助重信が取り組んだのが、目の前の敵が短刀で突いてくるのを、三尺三寸の長い刀を抜き一瞬で斬りとめる技です。
相手との距離が間近で長い刀の方が圧倒的に不利なこの難しい状況でどう応じるのか、どういう身体観で行われたのか、ご興味のある方ならどなたでもご参加頂けます。小山先生の林崎新夢想流居合、西日本では今回が初公開です!このまたとない機会をどうぞお見逃し無く!
普段居合のお稽古をされている方も、剣術にご興味のある方もぜひご体験頂きたいと思います。
常寸や長尺の模擬刀または鍔および鞘付き木刀、小太刀木刀や脇差または扇子、帯等お持ちの方はどうぞご持参ください。
(小山隆秀先生)
海外でも有名な日本の居合ですが、 源流は戦国末期の剣豪 林崎甚助にあると伝えられています。
なぜ居合が生まれたのか、そして最古の居合とはどのような技法だったのか、北辺の津軽のサムライたちが代々伝承してきた「林崎新夢想流居合」をてがかりとして、一緒に探ってまいりましょう。経験者も初心者もどなたでも歓迎いたします。
講師 小山隆秀
(光岡英稔先生)
この度はカメカメ企画にて、修武堂・林崎新夢想流居合の小山隆秀先生と私の兵法武学研究会とのコラボ企画を開催することとなりました。
今回が関西はおろか西日本初進出である修武堂の小山先生と林崎新夢想流ですが、居合を知るに林崎新夢想流の研究をせずに居合を知ることは出来ないかと思います。その理由は、日本武術史における「居合」と呼ばれる定義そのものを作ったのが林崎流の流祖である林崎甚助であり、少なくとも僅かに現存する林崎流の形と教えを手掛かりに研究することには日本の武術/武道、剣術の認識を深め、その技と術の源を改めて知ることに繋がります。
また、ナカナカ西日本から青森の弘前まで足を運べない皆さまには是非この機会に林崎流の居合だけでなく、この度、弘前から足を運ばれる修武堂の小山先生に会っていただきたく感じております。小山家は代々津軽藩の武術指南役を務めていた家柄でもあり、小山隆秀先生の代まで家伝の武術が伝わっております。
そのように藩の指南役を代々勤めた武術のサラブレッドのような家柄でありながらも小山先生の講習会中のトークはとても面白く、先生の人柄もあり、本来ならシビアな居合剣術の稽古と指導を常に皆を和ませてくれる雰囲気の中で進めてくれます。技とか型の手順が覚えられなくても、小山先生にお会いし、稽古風景を体験するだけでも今回の講座は十二分に参加する意味と価値があるかと思います。
林崎新夢想流居合を家伝として受け継ぎ研究している第一人者の一人であるにも関わらず御自身が教えられている形や動きを「いま私はこうしてるけど、本当は違うかも知れないんですよね」「この動き、こっちの方向で良かったと思うんだけど、あれ違ってたっけ、Sさん、これで合ってかなぁ」などと真面目に忘れられたり、しまいには「うちの流祖の林崎甚助は実在したかどうかも怪しいところがあるんですよね、ワハハは」などと言い、自虐ギャグを交えながら、たのもしく皆を和ませてくれる雰囲気の中で小山先生の稽古は展開されます。
また、小山先生のお仕事と関係する妖怪や民族風習の話しなども面白く、講座のプラスアルファとして語られる時もあります。この辺りのことに御関心ある方にも色々とお尋ねしてみることをオススメいたします。
私の方も、小山先生と共に日本の古流剣術や柔術、古から伝わる日本武術の研究を通じて、型に潜む身体観を見出す術を今回は重点的に紹介しようかと思います。
皆さまの参加お待ちしております。
講師 光岡 英稔
林崎×武学コラボスペシャル 8,000円
武学スペシャル 6,500円
林崎スペシャルⅠ 6,500円/林崎スペシャルⅡ 6,500円(林崎スペシャルはⅠⅡ二講座通し参加でお願いします
二講座参加 1,000円引/三講座参加 2,000円引/全講座参加 4,500円引