甲野善紀先生による音楽家講座、6月22日(月)に開催いたします。
講習会会場からのコロナ感染予防対策に則りますので、今までのスタイルではなく、ソーシャルディスタンスなどを考慮し、少人数での開催となります。
短時間で場所を変えて、少人数での開催としますので、どちらかご無理のない方でご参加いただければと思います。
1部では、甲野先生のお話メインの講習会。
恒例の個人指導は行いません。
自粛期間中に思ったこと、気付かれたこと、いろんなことを、存分に語って頂こうと思います。
1部に参加の方で、甲野先生に聞きたいことがある方は事前にメールでお知らせ下さい。時間があればのお話しになるかと思いますが、私が読み上げて先生に答えて頂くようにします。
椅子も2m間隔になるように配置します。
2部では、別会場にての開催です。いつも懇親会でお世話になっているマリアンさんで先生と間隔をあけつつ、お食事しながら交流を深める対話会です。
マリアンさんは60席ある大きなお店ですが、団体も20人までと少人数で営業されています。お食事も食事も取り分けするものではなく、ワンプレート的な一人分の軽食を提供して頂き、座席の間隔も配慮くださいます。
食事の後は、交流の場としてみなさんとの質疑応答の対話タイムとします。先生に何でもどしどし聞いてください。
どうしても演奏をきいてほしい方はお申込時にお知らせ下さい。時間があれば、対応できればと思います。
今回の大阪の音楽家講座は、まず甲野先生に会うこと、お話しを伺うことをメインにしたいと思っていますので、甲野先生に会いたい方であれば音楽をされてなくてもどなたでも大丈夫です。少人数で甲野先生にお会いできるのは、この時期ならではかと思います。
たとえ何が起ころうとも、失ってはならない、自らの音を発する甲野先生から感じとること、たくさんあると思います。
身体から自ずと発せられる音をそのまま受け止めれるか、雑音にかき消されてしまったり、曇らせたりしていないか、ご自身を省み、これからのみなさんの音楽との向き合い方を考える機会となればと思います。
どうぞご無理のない範囲でご検討ください。
今回の騒動に関して、現代人の多くがこんなにも政府やマスコミ報道に踊らされ、不安を増大させるということに、あらためて現代人の脆さを実感すると共に、私のような「こんなちょっとクセ球のインフルエンザを、どうしてこんなにも恐れるんだろうか」と不思議に思う人間は、きわめて少数しかいない事を、あらためて認識しました。そして、現代人の多くが人の生死というものを、日頃から自分の中で検討していないのだという事も、あらためて感じました。
音楽は本来、人間の感覚をそのまま表現する世界であったはずです。ですから、その感覚を磨いていけば直観も鋭くなり、それをもって自らの生活にも応用していけば、自分のとるべき行ないも見えてくるのではないかと思います。
私はこの自粛期間中、大きな気付きがありました。それは「自分の身体の在り方そのものと向き合う武術」というジャンルがあった事に気がついたからです。
COVID-19の感染防止のため、外出自粛ということは愚かな事だと思いますが(例え犠牲が出ても普通に暮らして集団免疫を獲得し、現在のような国民すべてが潔癖の強迫神経症に罹ることが良い事のように宣伝している社会は本当におかしいと思いますから)、世の中「得るものがあれば失うものがある」「失うものがあれば得るものがある」で、私としては、この活動停止の時期は本当に貴重なプレゼントをもらう事が出来ました。
今回の音楽家講座は、そうした話もしていこうかと思っております。あらためて私の話は世間一般の常識とはずいぶん違っている事を認識させられましたが、そうした話でも聞いてみたいという方は、どうぞご参加ください。
甲野 善紀
1部は甲野先生に会いたいけど、ソーシャルディスタンスも気になる方向けです。
2部は甲野先生に会いたいし、先生と直に話しもしたい方向けです。
どちらかをチョイスしてご参加頂ければと思います。